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BJYの備忘録

千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 UHFが好きで、主に九十九里エリアでお手軽移動運用中。 ※blogというより備忘録なので、日記になってません(笑)

カテゴリー「アマチュア無線 - 5B-DXCCへの道」の記事一覧
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第104話:80m JD1BOI(小笠原) Get! Wkd=92

土曜日の深夜、80mで待望のJD1(小笠原)とQSO出来ました。

前々回の記事で、"恥ずかしながらJD1が未だです"と書いたばかりですが、
同局はここ数日HF~50MHzにアクティブにQRVされ、昨日は80mでも
北米の時間帯にDXクラスタにUPされていましたので、
"おっ、これはチャンスあるかも" と、今夜は3573のFT8で張っていました。
そしてロシアが開ける深夜の時間帯になってから同局のCQを発見!
この時間に出ているJA局はまばらで、CQ一発目で無事取ってもらえました。
この後、JAからのパイルアップになりましたが、
JD1に気がついたEU方面のDXからも多数呼ばれていました。

これで80mのDXCCはWkd=92、また一歩前進しました。

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第103話:80m K6VHF/HR9, 9M8DEN QSO成功。Wkd=91

このところ、日の出時刻が早くなり、80mは夜明け前のEUが弱くなってきました。

もう4月だし、80mはシーズンオフで一段落かな、、、と思っていた矢先、
夜間のパスで、K6VHF/HR9 (ホンジュラス)、9M8DEN (東マレーシア)
とQSOに成功。
band new が2 up。Wkd=91、DXCC100(wkd)まで残り9となりました!
思いがけない収穫で、素直に嬉しいです。

両局ともLoTW対応局なので、いずれupしてもらえると期待します。
K6VHF/HR9とはこれで3バンド目、9M8DENとはこれで4バンド目のQSOです。
春になっても80mから目が離せません。

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第102話:80m DXCCを目指して(その2)

(前回からの続きです)

まずは、自分の80mDXCCの現状を把握しておきます。
2024年末までの分を集計すると、Cfm=31、Wkd=38
2025年はここからスタートです。

こうして出来上がった80mのループアンテナ、
1/10の夜、食事も早々に済ませて、早速FT8の周波数をワッチしてみました。
80mは実に数年ぶりのQRVになります。
時間は1800JST、北米が開けていますが、まだ局数は多くないようです。
とりあえず見えているW,VEの局とQSO。以前使っていたロングワイヤーと
比べると、大差がないように感じます。
その後もワッチを続けますが、あまり局数は増えず、ちょっとガッカリ。

しかし2200JSTを過ぎると様相が変わってきました。
W,VEに代わり、EUが見え始めました。最初はEUロシアだけでしたが、
2300になるとEW4M(ベラルーシ)がCQを出し始め、band newだったので
コール。-11/-06であっさりとQSOできました。
その後もEUの局が見えて、OM3DX(スロバキア)、IZ7NLJ(イタリア)とQSO。
どちらも band new です。
ここで睡魔に襲われて無念の睡眠・・・、目が醒めたのは0500JST過ぎ。
EUはさほど多くありませんが、見えている局は結構強い信号です!
band new の局を探して、SX0W(ギリシャ)、4X1UF(イスラエル)、
SV1EKI(ギリシャ)、4L4DX(ジョージア)、4L7T(ジョージア)とQSO。
4X1UFは何度もリプライしましたが、ようやく取ってくれました。
ここで初日は終わり。band new は全てヨーロッパで、6upでした。
NA方面が弱くてちょっとガッカリしかけたのですが、EUに関しては
以前のロングワイヤーではほとんど相手にしてもらえなかったので、
今回のループアンテナで今後も期待が持てそうです。

そして翌日以降も、、、
日没と共に逸る気持ちで80mをワッチ、そのまま深夜~明け方まで80mに
かじりつきの日々が続きました。
流石に毎日の睡眠不足は体力的にキツイので、数日後には2100~0300JSTは
睡眠時間と決めて、効率良いワッチを心がけるようにしました。

凄かったのは1/12の夜明け前です。
EU方面が広い範囲でオープンして、早朝までにSV9GPV(クレタ)、
ES6DO(エストニア)、SM2LIY(スェーデン)、DH8BQA(ドイツ)、
LZ1KU(ブルガリア)、9A5E(クロアチア)、F5NAA(フランス)、
ON8DM(ベルギー)、G0JJG(イギリス)と、立て続けにQSOできました。
1/13も、YL3CW(ラトビア)、SP9JZU(ポーランド)、YO5PIP(ルーマニア)
EA7ALL(スペイン)、OE5TXF(オーストリア)、OK4YL(チェコ)と
 band new のEU と続々と、QSOに成功しました。

このうちの何局かは、こちらからコールしたものではなく、QSOの途中で
向こうから呼んできたものです。
EUでもJAの信号は比較的珍しいと見えて、コンディションの良い時は
CQを出していなくても呼ばれることがわかりました。

OK4YLは世界的に著名なDXerですが、80mでこの局とQSOできたことで、
同局との他バンドのQSO経験と照らし合わせ、このアンテナがしっかり
実用になっている事を実感し、飛びに自信が持てるようになりました。

自分の電波がEUに届いていることが分かったので、積極的にCQも出して
みました。(このバンドではQRPに属する)150Wのベアーフットなので
空振りが多いですが、コンディションの良い時にはEUから立て続けに
呼ばれることもあり、自分でも驚愕しました。かつて80mのEUは自分に
とって「呼んでも呼んでも拾ってもらえない」遥か遠い存在でしたが、
それが今や「呼べば拾ってもらえる」状態にまで進歩したのです。

 これは夢か幻か・・・80mで自分がEUから続々と呼ばれている!


こうして、今冬の1月~3月末までの3か月で、80mのDXCCは、
Cfm:31→77
Wkd:38→89!
と、倍増以上の成果がありました。
特筆すべきは、new の大半がヨーロッパと中東だったことです。
DXCC100までの残りのうち、日本から近いアジアや南太平洋の島々で
取れていない所が沢山あります。(恥ずかしながら一番近いJD1が未だです)
この地域の band new 局とのQSOはアクティビティ次第だと思います。
年初に立てた計画で「80mDXCCは数年かけて」が目標だったのですが
この分で行くと、もしかしたら今年か来年中に達成できるかもしれません。
これからも、焦らずにコツコツ地道にQRVしたいと思います。

この3か月の band new の成果は、次の通りです。
Cfm:下図の通り
Wkd:下図の他に、3W9T他(ベトナム)、VK9DX(ノーフォーク島)、
G0JJG(イギリス)、HA3IC他(ハンガリー)、P40AA(アルバ)、Z62NS(コソボ)、
5N9DTG(ナイジェリア)、OD5XX(レバノン)、VK9CU(ココス島)

 2024.12月末までのCfm=31


 2025.03月末までのCfm=77 (青い丸印が増えた分)

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第101話:80m DXCCを目指して



  桜ではありませんが、庭木のサクランボが開花しました。先週撮影。

2025年の抱負は、年始の時点で未だおぼろげだったのですが、
タイトル通り、「80m DXCC」を、今年の大本命に掲げることにしました。

昨年までに、40m~10mの7バンドで各々DXCC100(いずれもCFM)を達成し、
11月にはBandMIXのDXCC200(CFM)も達成して一段落しましたので、
今年以降は次の目標としてBandMIXのDXCC250を考えていたのですが、

昨年12月、ジャングル状態になっていた我が家の雑木を、近隣のご協力により
一斉伐採して頂けることになり、その結果、ANT設置環境が劇的に変化しました!

このblogの最初の方でご紹介した通り、我が家の裏庭は高さ10m以上の竹林と
雑木林に覆われており、無線のANTはすべてこの場所に設置しておりました。
その時の様子が下の写真です。


当初はUHF、しかも移動運用オンリーで、HFのANTは全く上げて
いなかったのですが、コロナ禍をきっかけにHFの固定運用を始め、
雑木林を迂回するようにして、ダイポールを張っておりました。
この状態で何とか電波を出していたのですが、次第に限界を感じて
雑木林の環境はそのままに、ANTを色々制作して実験を重ね、
飛びの改良に努めてきました。(ダイポール、ロングワイヤー、
G5RV、ZS6BKW、ツェップ、BJYspecial、デルタループ、 etc.)

ちなみに、この雑木林の向こう側がAF方面で、ANTは雑木林の手前側に
設置しておりましたので、2年くらい前に行われたロシアのDXチームに
よるアフリカのDXペディションは信号が弱く、全く手が出ませんでした。

竹林の方は毎年自分で伐採整理しているのですが、雑木林の方は太すぎて
手に負えず、年々鬱蒼として野菜畑の日照にも影響が出ていました。
今回の一斉伐採で、360度視界が開けて、本当に空が広くなりました。
雑木林の高さを超す目的で設置した、苦肉の策のルーフタワーも一旦撤去し、
まっさらな状態で2025年の新年を迎えました。


何も無い、真っ青な空をしばらく眺めながら、想ったこと。

  何か新しいアンテナを作って、実験してみたい

  そうだ、数年前に途中で断念した3.5MHzを、もう一度やってみよう

  昔では到底考えが及ばなかった、夢の世界、5B-DXCCに挑戦してみよう

実のところ、3.5MHz(80m)のANTは、数年前に1/2波長のロングワイヤーを
12mHに設置したのですが、思うようにDXが伸びず、途中で挫折していたのです。
この時の実感は、一言でいえば「80mは他のバンドとは格が違い過ぎる」でした。
南米は何とかなるものの、EUやAFに対しては、とにかく信号が弱すぎて、
呼べるレベルにない、たまに強い局が居ても全く相手にされない、
キロワットをはるかに超える局だけがQSOしている、というものでした。

この状況下で、DXCCは31から伸びず、80mのDXCC100は自分にとっては
ライフワーク(生涯の目標)だと考えていたのです。
でも、広くなった空を見上げている今、「もう一度DXCCに挑戦してみたい」
というファイトが湧いてきました。

まずはアンテナの再検討です。過去の経験から、12mHの1/2波長ワイヤーで
あっても、電流腹の部分に高さがないとDXには通用しないと感じましたので、
今回はこの点を反省して、アンテナを更に大きく、高さが均一になるようにしました。
最終的な検討結果は、長さ84m(1λ)の長方形ループを横長に設置、高さは11mH、
ループの高さを揃えて、8の字ビームがEU方面に向くようにワイヤーを張り、
給電部はループの角下で50Ωの同軸ケーブルで直に給電する方式としました。

ワイヤーを張るためのポールは、グラスファイバー製の10m物(W-GR 1000H)が
手元に3本ありましたので、これの先端に別のポールを1mほど挿入延長し、各々
11mを確保しました。このポールはいずれも中古品で購入しておいた物です。

このポールを、庭の北、南、西に設置し、ポール間にワイヤーを張ることで、
上から見た形が「く」の字、8の字ビームがEU方面になるようにしました。
(本当は北東-南西に張るのがベストですが、敷地の関係で真っすぐに張れず、
このような形になりました)

   「く」の字に張ったワイヤー、上エレメントの高さは11mH

ワイヤー長は、横方向が34m×2、縦方向が8m×2で、合計84mです。
最初、デルタループ同様と考えて、全長を1.03λ(86m)で設置したのですが、
中心周波数が3.5MHzのはるか下になってしまい、切り詰めて大体84mで
3.57MHzになりました。デルタループと違い、四角ループの場合は長さが
1λちょうどで良いようです。(以前50MHzで製作した時も同じだった)

四角ループといっても、かなり押し潰された格好なので、どちらかというと
フォールデットダイポールに近く、ループの横方向の中央から給電すると、
インピーダンスは200Ω前後になると推察されます。一方ループの縦方向の
中央から給電すると、インピーダンスは50Ωよりはるかに低い値になります。
ならば、四角の角に給電すれば、50Ω近くになると思いますがどうでしょう?
今回はこの点も興味があったので実験してみました。

実験の結果、この四角ループの「角」給電は、思い通り、50Ωの同軸ケーブルで
低SWRになりました。(ANT直下で計測:3.55MHzで SWR1.1)
角給電なので斜め偏波になりますが、3.5MHzは100%電離層反射なので通信には
問題ありません。電流腹はこの部分と、対角の部分になります。
 
   給電部の様子。3D2Vを直にエレメントに接続している

   ANT直下で3.55MHz=SWR1.1

こうして出来上がったANTを、早速実践で使用してみました。

(次回に続く)

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プロフィール

HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。

更新記録(2023-1005)
・My HF DX statusを詳細化しました。

My HF DX status (2021-0101 to 2025-0413) (FT8)
WAC
  160m : remain SA, AF
  80m : remain AF (Cfm)
  80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
  mixed : 39/40
  160m : 14/
  80m : 28/
  40m : 38/
  30m : 37/
  20m : 36/
  17m : 38/
  15m : 37/
  12m : 36/
  10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
  mixed : 50/50
  160m : 7/
  80m : 30/
  40m : 47/48
  30m : 46/46
  20m : 49/49
  17m : 50/50
  15m : 50/50
  12m : 50/50
  10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
  mixed : 205/227
  160m : 13/14
  80m : 79/92
  40m : 138/156
  30m : 131/148
  20m : 123/142
  17m : 137/157
  15m : 146/165
  12m : 121/143
  10m : 138/157

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