BJYの備忘録
千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 以前は九十九里エリアでお手軽移動運用がメインでした(UHF)。 コロナ禍以降は固定運用がメイン(HF)。 実家(東京八王子市)からも時々QRVしています。
第53話:2023 Happy New Year !
皆様、新年明けましておめでとうございます。
2020年11月に開設したこのブログも、お陰さまで、今年で4年目を迎えました。
相変わらずの遅筆ペースで、拙い文章ゆえ読みづらい点も多々あると思いますが、
本年も何卒宜しくお願い致します。
昨今の世界は、新型コロナや戦争の犠牲で、多くの人が命を落としています。
もはや、生きているだけで幸せなのかもしれませんが、それだけに
命の大切さを感じて日々穏便に過ごしたいと思うこの頃です。
さて、「一年の計は元旦にあり」と言われるように、元旦にはその年の計画や
抱負を語るのが常ですが、ここではブログ的にやってみたい事を書いてみます。
無線の話題ばかりではなく、日常の話題も
ここ最近は無線の話題が中心で、日常の出来事はすっかり記事にするのを
サボってしまいました。今年は料理やDIYや自然散歩など、実際にやっている
事をカテゴリーにして、少しはブログらしい体裁にしたいと思っています。
音声通信(SSB,FM,AM)を増やす
一昨年にHFのFT8を始めたのがきっかけで、無線運用の大半がデジタルモード
ばかりになってしまい、交信数が劇的に伸びたのは良いのですが、その反面
マイクやキーを持つ機会が無くなってしまい、先日久々にSSBで出てみたら
口調がしどろもどろになっていて、すっかり以前の感覚を失っていました。
これを反省して、今年は音声通信の交信数を増やしたいと思います。
UHFの移動実験を増やす
元々UHFの移動運用が好きで始めたブログだったのですが、新型コロナ以降は
HF中心の固定運用になり、巣籠り状態で移動に出かけなくなってしまいました。
今年はこれを反省して、UHFマンの面目を復活すべく(?) 移動実験の機会を
増やしたいと思います。
古い無線機の紹介記事
これも以前は趣味の1つとしてやっていたのですが、ここ数年はQSOが中心で
すっかり手つかずになってしまいました。
古い無線機といっても自分の場合は1970年代以前の国産真空管機、骨董品が
興味の対象です。この時代の機械は、日本のメーカーが欧米の技術レベルに
追従すべく試行錯誤でモノを作っていた時代であり、歴史背景を探訪すると、
深い感銘を覚えます。
ブログの乗り換え(?)
忍者ブログさんには無料でこのようなブログ公開の場を提供していただき、
本当に感謝しております。ただ、記事に使う画像サイズの制約があり、
毎回画像を縮小加工して投稿しているのですが、段々億劫になってきました。
時間的に余裕ができたら、大きい画像が扱えるブログへの乗り換えを
検討したいと思います。
2020年11月に開設したこのブログも、お陰さまで、今年で4年目を迎えました。
相変わらずの遅筆ペースで、拙い文章ゆえ読みづらい点も多々あると思いますが、
本年も何卒宜しくお願い致します。
昨今の世界は、新型コロナや戦争の犠牲で、多くの人が命を落としています。
もはや、生きているだけで幸せなのかもしれませんが、それだけに
命の大切さを感じて日々穏便に過ごしたいと思うこの頃です。
さて、「一年の計は元旦にあり」と言われるように、元旦にはその年の計画や
抱負を語るのが常ですが、ここではブログ的にやってみたい事を書いてみます。
無線の話題ばかりではなく、日常の話題も
ここ最近は無線の話題が中心で、日常の出来事はすっかり記事にするのを
サボってしまいました。今年は料理やDIYや自然散歩など、実際にやっている
事をカテゴリーにして、少しはブログらしい体裁にしたいと思っています。
音声通信(SSB,FM,AM)を増やす
一昨年にHFのFT8を始めたのがきっかけで、無線運用の大半がデジタルモード
ばかりになってしまい、交信数が劇的に伸びたのは良いのですが、その反面
マイクやキーを持つ機会が無くなってしまい、先日久々にSSBで出てみたら
口調がしどろもどろになっていて、すっかり以前の感覚を失っていました。
これを反省して、今年は音声通信の交信数を増やしたいと思います。
UHFの移動実験を増やす
元々UHFの移動運用が好きで始めたブログだったのですが、新型コロナ以降は
HF中心の固定運用になり、巣籠り状態で移動に出かけなくなってしまいました。
今年はこれを反省して、UHFマンの面目を復活すべく(?) 移動実験の機会を
増やしたいと思います。
古い無線機の紹介記事
これも以前は趣味の1つとしてやっていたのですが、ここ数年はQSOが中心で
すっかり手つかずになってしまいました。
古い無線機といっても自分の場合は1970年代以前の国産真空管機、骨董品が
興味の対象です。この時代の機械は、日本のメーカーが欧米の技術レベルに
追従すべく試行錯誤でモノを作っていた時代であり、歴史背景を探訪すると、
深い感銘を覚えます。
ブログの乗り換え(?)
忍者ブログさんには無料でこのようなブログ公開の場を提供していただき、
本当に感謝しております。ただ、記事に使う画像サイズの制約があり、
毎回画像を縮小加工して投稿しているのですが、段々億劫になってきました。
時間的に余裕ができたら、大きい画像が扱えるブログへの乗り換えを
検討したいと思います。
第52話:40mもDXCC(7B-DXCC達成※WKDですが)
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
師走も下旬に入り、クリスマスや年末商戦で街が賑わう頃、
ここ南関東エリアでも毎朝霜柱が立つほど冷え込みが厳しくなってきました。
さて、前回6B-DXCC達成のお話しをしたばかりで、喜びの余韻が覚めやらぬ12月上旬、
今度は7MHz(40m)でもDXCCを達成することができました!
前回の記事を書いた時点では、40mのWKD数はまだ83。すでに北米南米方面は普通に
出来る所とは殆どQSO済みで、100まで残り17を埋めるには、ヨーロッパ方面の未交信
地域を探し出すため、オープンするタイミングで集中的にワッチするしかありません。
しかし、ローバンドDXを経験した方ならご存知の通り、40mや80mではヨーロッパ方面の
オープンする時間は非常に短く、冬の日没時と日出時の僅かな時間帯が勝負になります。
かく言う自分も11月中旬、陽が明ける前にベッドから這い出して寒いシャックに入り、
ヨーロッパの開けるのを待ちながら、リグの前でひたすらワッチ。やっと聞こえてきたと
思ったら、待ち構えていたJAのキロワットDXer達が次々とコール、ベアーフットの自分には
最後までコールバックが無く、そのまま1局もQSOできずにフェードアウト・・・
こんな日が何日も何日も続くと、段々と心が折れてしまいます。
けれども、思い付きでANTの張り方を何度も変えてみたり、根気よくコンディションの
上昇に期待して日々ワッチを続けた結果、少しづつですが未交信のエンティティーと
QSOできるようになってきました。
そしてついに12/5、T88RC(パラオ)との交信で、DXCC100を達成することが出来ました!
因みに前回の記事時点(83)からここまでの道のりは、
100 T88RC (パラオ)
99 3D2AG/P (ロツマ島)
98 CU3AC (アゾレス諸島)
97 CT3MD (マディラ諸島)
96 SM4CJM (スウェーデン)
95 JW7QIA (スバールバル)
94 G4AMT (イギリス)
93 MM0EAX (スコットランド)
92 P29DT (パプアニューギニア)
91 EX8MCD (キルギス)
90 4K6FO (アゼルバイジャン)
89 LA8ENA (ノルウェー)
88 EI4KF (アイルランド)
87 YT3PL (セルビア)
86 YL3CW (ラトビア)
85 PJ2MAN (キュラソー)
84 T33T (バナバ島)
で、この間に3回ANTを変えています。(ANT自体は同一のワイヤーですが、給電点の場所を
変えたり、張る方向を変えたりしています)
ANTの変遷については、いずれ他のバンドのANTも含めてご紹介したいと思います。
ヨーロッパ方面から貰ったレポートの多くは-20dbとか-24dbであり、本当にギリギリの
弱い電波でよくチャレンジしているなと我ながら感心しますが、
例外として、JW7QIA(スバールバル)はUR+04db/ MY+06dbのレポートでした。
(北極圏の局は、時に瞬間的にこのような強力な信号で入感することがあります)
おそらくDXクラスタに載る前だったと思われます。自分の交信後はJAのパイルアップに
なっていました。
それでは、年の瀬ですので、そろそろこの辺で。
皆様、良い新年をお過ごしください。
FB DX 73.
師走も下旬に入り、クリスマスや年末商戦で街が賑わう頃、
ここ南関東エリアでも毎朝霜柱が立つほど冷え込みが厳しくなってきました。
さて、前回6B-DXCC達成のお話しをしたばかりで、喜びの余韻が覚めやらぬ12月上旬、
今度は7MHz(40m)でもDXCCを達成することができました!
前回の記事を書いた時点では、40mのWKD数はまだ83。すでに北米南米方面は普通に
出来る所とは殆どQSO済みで、100まで残り17を埋めるには、ヨーロッパ方面の未交信
地域を探し出すため、オープンするタイミングで集中的にワッチするしかありません。
しかし、ローバンドDXを経験した方ならご存知の通り、40mや80mではヨーロッパ方面の
オープンする時間は非常に短く、冬の日没時と日出時の僅かな時間帯が勝負になります。
かく言う自分も11月中旬、陽が明ける前にベッドから這い出して寒いシャックに入り、
ヨーロッパの開けるのを待ちながら、リグの前でひたすらワッチ。やっと聞こえてきたと
思ったら、待ち構えていたJAのキロワットDXer達が次々とコール、ベアーフットの自分には
最後までコールバックが無く、そのまま1局もQSOできずにフェードアウト・・・
こんな日が何日も何日も続くと、段々と心が折れてしまいます。
けれども、思い付きでANTの張り方を何度も変えてみたり、根気よくコンディションの
上昇に期待して日々ワッチを続けた結果、少しづつですが未交信のエンティティーと
QSOできるようになってきました。
そしてついに12/5、T88RC(パラオ)との交信で、DXCC100を達成することが出来ました!
因みに前回の記事時点(83)からここまでの道のりは、
100 T88RC (パラオ)
99 3D2AG/P (ロツマ島)
98 CU3AC (アゾレス諸島)
97 CT3MD (マディラ諸島)
96 SM4CJM (スウェーデン)
95 JW7QIA (スバールバル)
94 G4AMT (イギリス)
93 MM0EAX (スコットランド)
92 P29DT (パプアニューギニア)
91 EX8MCD (キルギス)
90 4K6FO (アゼルバイジャン)
89 LA8ENA (ノルウェー)
88 EI4KF (アイルランド)
87 YT3PL (セルビア)
86 YL3CW (ラトビア)
85 PJ2MAN (キュラソー)
84 T33T (バナバ島)
で、この間に3回ANTを変えています。(ANT自体は同一のワイヤーですが、給電点の場所を
変えたり、張る方向を変えたりしています)
ANTの変遷については、いずれ他のバンドのANTも含めてご紹介したいと思います。
ヨーロッパ方面から貰ったレポートの多くは-20dbとか-24dbであり、本当にギリギリの
弱い電波でよくチャレンジしているなと我ながら感心しますが、
例外として、JW7QIA(スバールバル)はUR+04db/ MY+06dbのレポートでした。
(北極圏の局は、時に瞬間的にこのような強力な信号で入感することがあります)
おそらくDXクラスタに載る前だったと思われます。自分の交信後はJAのパイルアップに
なっていました。
それでは、年の瀬ですので、そろそろこの辺で。
皆様、良い新年をお過ごしください。
FB DX 73.
第51話:6B-DXCC達成 (WKDですが)
いつも当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
やっと、10/14/18/21/24/28MHzの各バンドで、DXCC100を達成することが
できました!
まだCFMではなくWKDなので、正式なアワード取得条件ではありませんが、
自分の中では1つの区切りとして書き留めておこうと思います。
先日から、右側のプロフィール欄に、"My HF DX status"と称して、
昨年正月にHFでFT8を始めてからのDX局との交信実績を記したことに
お気づきの方はいらっしゃいましたでしょうか?
実は、昨年夏に、"DXCC100" をband-mixedで達成して、HFDXは最初の
登竜門をクリアしたので、いったんこれで落ち着くことにしようかと
思ったのですが、この時点では"WAC"も"WAS"も"WAZ"も中途半端な状態
でしたので、何か物足りない感じが否めません。
そこで、次の目標として、DXCC200とか更に上を狙っても良いのですが、
自分には流石にそこまでの情熱もお金も時間的な余裕もありません。
"シングルバンドDXCC"はどうだろうか?と思い、各バンドの交信実績を
集計してみたら、30m(10MHz)と17m(18MHz)の2つが100に手が届きそうな
感じでしたので、とりあえずこの2つのバンドを完成させることにして
今年に入ってから30mと17mは思惑通り100を達成することができました。
さあ、残りのバンドはどうするか・・・
すると、春先から14MHz以上の所謂"ハイバンド"のコンディションが上昇し、
この分で行くと、もしかしたら今シーズン中に10MHz以上のHF全バンドで
DXCC100が出来るかもしれない・・・と淡い期待を持って、6バンドDXCCに
チャレンジすることにしました。
しかし、ここからが大変でした。何しろ自分の設備はIC-7300(100W機)と
ヒョロヒョロのワイヤーアンテナだけ。一昔前のTS-480HX(200W機)も
一応持ってはいますが、これは200W局免許の為だけに持っている物なので、
デジタルI/Fがありません。それに、ATU(AH-3)が耐入力100Wまでのため、
200Wを入れると壊れてしまいますので、TS-480HXの出番がありません。
それに、オンエアできる時間も仕事の合間になります。
とにかく、無いものねだりをしても先に進みませんので、限られた環境で
どこまで出来るかチャレンジです!
アンテナは何度も張り替えましたが、結局最後まで自作品で通し、既製品は
一切使いませんでした。
無線機は、今月に入るまでは全てIC-7300、今月に入ってからはATU不要の
アンテナを2種類(21/24/28MHzの3バンド垂直DPと、24MHz専用のJ型ANT)
作って、TS-480HXも駆使してラストスパートしました。
(数日前まではオプションのTCXOも入れていなかったので、QRHしまくり
状態でした。「BJYのヤツ、今日も動いてるよ」と思った方、実はTS-480が
TCXO無しのノーマル状態だったのです。ゴメンナサイ…)
2か月前までは10m(28MHz)がまだ40程度しかありませんでしたので、10mは
今年中の達成は無理かな?と予想していたのですが、秋のDXシーズンで連日
ヨーロッパ方面のコンディションが良好になり、このバンドに注力した結果、
21MHzより先に100を達成してしまいました。結局、一番最後に残ったのは
12m(24MHz)でした。
昔から存在する所謂クラシックバンド(14/21/28MHz)は、流石に全世界的に
愛好家が多いと感じます。どのバンドに出てもQRMの嵐です。
それに比べて、WARCバンドの24MHzはどちらかというと地味な雰囲気で、
どの局も"ついでに"出ているような感じがします。実際、いつも聞こえるのは
常連局ばかりで、なかなかnew entityが伸びません。しかしこればかりは
相手が出てきてくれないと話にならないので仕方ありません。
(ちなみに、100e目はV85ブルネイ、101e目が9V1。ちょっと順序が・・・)
まあさておき、今夜はささやかに祝杯することにします。
やっと、10/14/18/21/24/28MHzの各バンドで、DXCC100を達成することが
できました!
まだCFMではなくWKDなので、正式なアワード取得条件ではありませんが、
自分の中では1つの区切りとして書き留めておこうと思います。
先日から、右側のプロフィール欄に、"My HF DX status"と称して、
昨年正月にHFでFT8を始めてからのDX局との交信実績を記したことに
お気づきの方はいらっしゃいましたでしょうか?
実は、昨年夏に、"DXCC100" をband-mixedで達成して、HFDXは最初の
登竜門をクリアしたので、いったんこれで落ち着くことにしようかと
思ったのですが、この時点では"WAC"も"WAS"も"WAZ"も中途半端な状態
でしたので、何か物足りない感じが否めません。
そこで、次の目標として、DXCC200とか更に上を狙っても良いのですが、
自分には流石にそこまでの情熱もお金も時間的な余裕もありません。
"シングルバンドDXCC"はどうだろうか?と思い、各バンドの交信実績を
集計してみたら、30m(10MHz)と17m(18MHz)の2つが100に手が届きそうな
感じでしたので、とりあえずこの2つのバンドを完成させることにして
今年に入ってから30mと17mは思惑通り100を達成することができました。
さあ、残りのバンドはどうするか・・・
すると、春先から14MHz以上の所謂"ハイバンド"のコンディションが上昇し、
この分で行くと、もしかしたら今シーズン中に10MHz以上のHF全バンドで
DXCC100が出来るかもしれない・・・と淡い期待を持って、6バンドDXCCに
チャレンジすることにしました。
しかし、ここからが大変でした。何しろ自分の設備はIC-7300(100W機)と
ヒョロヒョロのワイヤーアンテナだけ。一昔前のTS-480HX(200W機)も
一応持ってはいますが、これは200W局免許の為だけに持っている物なので、
デジタルI/Fがありません。それに、ATU(AH-3)が耐入力100Wまでのため、
200Wを入れると壊れてしまいますので、TS-480HXの出番がありません。
それに、オンエアできる時間も仕事の合間になります。
とにかく、無いものねだりをしても先に進みませんので、限られた環境で
どこまで出来るかチャレンジです!
アンテナは何度も張り替えましたが、結局最後まで自作品で通し、既製品は
一切使いませんでした。
無線機は、今月に入るまでは全てIC-7300、今月に入ってからはATU不要の
アンテナを2種類(21/24/28MHzの3バンド垂直DPと、24MHz専用のJ型ANT)
作って、TS-480HXも駆使してラストスパートしました。
(数日前まではオプションのTCXOも入れていなかったので、QRHしまくり
状態でした。「BJYのヤツ、今日も動いてるよ」と思った方、実はTS-480が
TCXO無しのノーマル状態だったのです。ゴメンナサイ…)
2か月前までは10m(28MHz)がまだ40程度しかありませんでしたので、10mは
今年中の達成は無理かな?と予想していたのですが、秋のDXシーズンで連日
ヨーロッパ方面のコンディションが良好になり、このバンドに注力した結果、
21MHzより先に100を達成してしまいました。結局、一番最後に残ったのは
12m(24MHz)でした。
昔から存在する所謂クラシックバンド(14/21/28MHz)は、流石に全世界的に
愛好家が多いと感じます。どのバンドに出てもQRMの嵐です。
それに比べて、WARCバンドの24MHzはどちらかというと地味な雰囲気で、
どの局も"ついでに"出ているような感じがします。実際、いつも聞こえるのは
常連局ばかりで、なかなかnew entityが伸びません。しかしこればかりは
相手が出てきてくれないと話にならないので仕方ありません。
(ちなみに、100e目はV85ブルネイ、101e目が9V1。ちょっと順序が・・・)
まあさておき、今夜はささやかに祝杯することにします。
第50話:細長デルタループANT(28MHz用)の製作
2022.02.xx(過去の製作記録です)
2月に入って、太陽黒点数が増え、ハイバンドのコンディションが良くなってきました。
28MHzでも連日、南米入感のレポートが上がっています。
しかし、私のアンテナはローバンド用に作ったロングワイヤー1本なので、
28MHzはとても効率が悪く、アジアの近隣諸国でさえもまともにQSOができません。
そこで、またもや即席で、28MHz専用のANTを作ってみました。
今回製作するのは、細長のデルタループです。一般的にデルタループと言うと、
逆三角形のANTをイメージしますが、今回のは”おむすび型”で、なおかつ細長に
なっています。
これには理由があり、
(1)ANTマストにグラスファイバーポールを使用するので、先端に重たい横棒が
つけられない → トップを三角形の頂点にする
(2)同軸ケーブルで直接給電したい → 給電点インピーダンスを50Ωにするため、
正三角形を少し変形して、細長の三角形にする
というものです。
正三角形のデルタループは、特性インピーダンスが約100Ωと言われています。
これを細長にすることによって、50Ωで給電出来るようになるというのは、
細長の四角形の”スカイドア”ANTが50Ωで給電できるのと同じ理屈です。
では早速、製作にとりかかりましょう。
まず、ループ全体の長さを決めます。
中心周波数を、FT8の運用周波数である28.07MHzと決め、1λ=300/f(MHz)の式で、
10.687mが求まります。
実際には、HFのループANTを細いワイヤーで作ると、経験的に全長の短縮率が
1より大きくなる傾向があるので、全長を10.7mと決め、斜辺=4.35m、底辺=2mの
寸法で製作してみます。(A図)
(A図)最初に、この寸法で作り、給電点を2.5mの高さに上げてみたところ、
29MHz付近に合ってしまいました。SWRも2.0と芳しくありません。
そこで、エレメントを全体的に40cm追加して、底辺の長さも増やしたところ、
(B図)の寸法で28.0MHzでSWR=1.3になりました。
ただ、給電点を5mHの高さまで上げたところ、中心周波数が27.7MHzに
下がってしまいました。(SWRは1.3のまま)
が、28.07MHzでもSWR<1.5に収まっているので、これで良しとします。
(クリックで拡大)
<使用感>
・ループアンテナ特有の、サイド方向の切れがすごい。
以前使った50MHzのスカイドアと同じ感覚。
・飛びも受けもマアマア。送受信のレポートに差がないので、共振型ANTとして
バランス良く働いている。
・ゲインは感じないが、弱い信号もちゃんと拾っている(耳が良い)
JA国内の全エリアが、-10~-15dbで入感する。
伝搬はEスポではなく、GWかSCのよう(フェージングがない)
・周囲の金属物に影響されやすい(設置場所が、家屋に接近していた為)
ANTの向きでSWRが1.5~2.0に変化する。
全体としては、ゲインは少ないもののノイズが静かで耳が良いANTだと感じました。
第一目的の南米局とは数多くQSOできました。
2月に入って、太陽黒点数が増え、ハイバンドのコンディションが良くなってきました。
28MHzでも連日、南米入感のレポートが上がっています。
しかし、私のアンテナはローバンド用に作ったロングワイヤー1本なので、
28MHzはとても効率が悪く、アジアの近隣諸国でさえもまともにQSOができません。
そこで、またもや即席で、28MHz専用のANTを作ってみました。
今回製作するのは、細長のデルタループです。一般的にデルタループと言うと、
逆三角形のANTをイメージしますが、今回のは”おむすび型”で、なおかつ細長に
なっています。
これには理由があり、
(1)ANTマストにグラスファイバーポールを使用するので、先端に重たい横棒が
つけられない → トップを三角形の頂点にする
(2)同軸ケーブルで直接給電したい → 給電点インピーダンスを50Ωにするため、
正三角形を少し変形して、細長の三角形にする
というものです。
正三角形のデルタループは、特性インピーダンスが約100Ωと言われています。
これを細長にすることによって、50Ωで給電出来るようになるというのは、
細長の四角形の”スカイドア”ANTが50Ωで給電できるのと同じ理屈です。
では早速、製作にとりかかりましょう。
まず、ループ全体の長さを決めます。
中心周波数を、FT8の運用周波数である28.07MHzと決め、1λ=300/f(MHz)の式で、
10.687mが求まります。
実際には、HFのループANTを細いワイヤーで作ると、経験的に全長の短縮率が
1より大きくなる傾向があるので、全長を10.7mと決め、斜辺=4.35m、底辺=2mの
寸法で製作してみます。(A図)
(A図)最初に、この寸法で作り、給電点を2.5mの高さに上げてみたところ、
29MHz付近に合ってしまいました。SWRも2.0と芳しくありません。
そこで、エレメントを全体的に40cm追加して、底辺の長さも増やしたところ、
(B図)の寸法で28.0MHzでSWR=1.3になりました。
ただ、給電点を5mHの高さまで上げたところ、中心周波数が27.7MHzに
下がってしまいました。(SWRは1.3のまま)
が、28.07MHzでもSWR<1.5に収まっているので、これで良しとします。
<使用感>
・ループアンテナ特有の、サイド方向の切れがすごい。
以前使った50MHzのスカイドアと同じ感覚。
・飛びも受けもマアマア。送受信のレポートに差がないので、共振型ANTとして
バランス良く働いている。
・ゲインは感じないが、弱い信号もちゃんと拾っている(耳が良い)
JA国内の全エリアが、-10~-15dbで入感する。
伝搬はEスポではなく、GWかSCのよう(フェージングがない)
・周囲の金属物に影響されやすい(設置場所が、家屋に接近していた為)
ANTの向きでSWRが1.5~2.0に変化する。
全体としては、ゲインは少ないもののノイズが静かで耳が良いANTだと感じました。
第一目的の南米局とは数多くQSOできました。
プロフィール
HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。
My HF DX status (2021-0101 to 2025-0506) (FT8)
WAC
160m : remain SA, AF
80m : remain AF (Cfm)
80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
mixed : 39/40
160m : 14/
80m : 28/
40m : 38/
30m : 37/
20m : 36/
17m : 38/
15m : 37/
12m : 36/
10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
mixed : 50/50
160m : 7/
80m : 30/
40m : 47/48
30m : 46/46
20m : 49/49
17m : 50/50
15m : 50/50
12m : 50/50
10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
mixed : 205/231
160m : 13/14
80m : 81/93
40m : 139/156
30m : 131/151
20m : 124/144
17m : 138/157
15m : 147/167
12m : 122/143
10m : 139/157
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。
My HF DX status (2021-0101 to 2025-0506) (FT8)
WAC
160m : remain SA, AF
80m : remain AF (Cfm)
80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
mixed : 39/40
160m : 14/
80m : 28/
40m : 38/
30m : 37/
20m : 36/
17m : 38/
15m : 37/
12m : 36/
10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
mixed : 50/50
160m : 7/
80m : 30/
40m : 47/48
30m : 46/46
20m : 49/49
17m : 50/50
15m : 50/50
12m : 50/50
10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
mixed : 205/231
160m : 13/14
80m : 81/93
40m : 139/156
30m : 131/151
20m : 124/144
17m : 138/157
15m : 147/167
12m : 122/143
10m : 139/157
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