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BJYの備忘録

千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 UHFが好きで、主に九十九里エリアでお手軽移動運用中。 ※blogというより備忘録なので、日記になってません(笑)

第24話:2021 上半期のQSO成果

本格的な梅雨の季節になりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、またまたブログの更新をサボってしまいましたが、この間、
無線活動の方は元気に続けておりました。
そこで、2021年もちょうど半年を過ぎたので、このタイミングで
この半年間のQSO成果をご紹介したいと思います。

まずはQSO数・・・3455QSO。
週末を中心に、常置場所から運用した交信局数です。
日程の都合で、コンテストにはほとんど出ていません。
年初のQSOパーティーと、ALL JAで合計数十局だけです。
あとは、ほとんどHF帯のFT8モードでの交信でした。
昨年のQSO総数が753ですから、いかにハイペースか分かります。
この分で行くと年末には7000QSO?・・・いやいや無理でしょう(笑)

これ以降は、DX(OverSea:海外局)の話題になります。
実は、現在のコールサインを頂いてから今年まで、まともに海外とQSOした
ことはありませんでした。(DXコンテストには何回か参加しました)
昔、学生時代に開局した1975年から数年間は、ローカル局の影響もあって
冷や汗をかきながら英語で海外局とも交信していましたが、特に目標が
無かったので、のめり込むことはありませんでした。

ところが、今年に入ってHF帯のFT8モードに出るようになって、状況は一変。
最初のうちは7MHzの国内専用周波数だけで出ていたのですが、このモードの
慣例で普通は2ndQSOを行わないので、QSO数を伸ばすうちに段々1stの局が
見つからなくなり、必然的に他の周波数に行くことになるのですが、FT8では
国内専用周波数があるのは3.5MHzと7MHzだけで、それ以外の周波数は海外局
と国内局がフリーで使用する決まりになっています。
(但し3573KHzと7074KHzのFT8周波数は日本国内局同士の交信が禁止)
実際にこれらの周波数に出てみると、ほとんどが海外局ばかりです。
海外局がOPENしていない、あるいは近隣国だけの場合には、JA局同士の
交信も見えますが、何せバンド幅が3KHzしかありませんから、JA各局は
紳士的にDX局に迷惑にならないようにQSOしているように見えます。
14MHz以上のハイバンドにも出られるようになった3月くらいから、
海外局とのQSOの割合が徐々に増えていきました。

最初のうちは、QSOできそうな強い局を片っ端からコールしていたのですが、
そのうちに段々とQSO出来る局とそうでない局の傾向がつかめるようになり、
自分からCQを出すようになってさらにその傾向はハッキリしてきました。
一言でいうと、出力パワーと伝搬状態(コンディション)につきます。

DX局の多くは、こちらの送信出力(30W~100W)よりもはるかに大きく、
eQSLやQRZ.comのプロフィール写真などを見ると、kW級のリニアアンプを
使っていることがわかります。-18dbくらいの信号で入感しているこんな局を
いくらコールしてみても返事が返ってこないのは当然なのです。

また、普段は+dbで強力に聞こえる局が、その日は-10db程度にしか入感して
いない場合は、その方面のコンディションは悪いと言えます。JA局を除いて、
DX局の信号が平均的に-10db以下の場合は、CQを出しても応答率は非常に
低いので、さっさと他のバンドに移るかQRTするようにしています。

ただ、不思議な事に、これは経験的に昔からあることなのですが、
HFの電波の飛び方は「西低東高」だと感じます。
具体的に言うと、アメリカの中西部にはこちらが5WのQRPでもちゃんと
届くのに、ヨーロッパ方面には100Wでも全くダメ、という具合です。

なので、アメリカのkW局のCQが-10dbで入感している時に、ダメ元で
100Wで応答すると、ちゃんと返事が返ってくるどころか、-10dbより良い
レポートを貰えるケースが多いです。(但し東海岸は除く)

逆に、ヨーロッパの100W局のCQが-10dbで入感している場合には、
同じ100Wで応答しても10db低い-20dbくらいでレポートが返ってくるか、
最悪は全く返事がないこともあります。

これは、こちらがCQを出して呼ばれる側になった場合でも全く同じ傾向で、
W方面からは時折-20dbとかのカスカスの信号で呼ばれる時がありますが、
EU方面からは-10dbより強い局だけが呼んでくれる、そんな感じです。

さて、前置きが長くなりましたが、上記のような要領でこの半年間のDX局との
QSOの実績を表にしてみましたので、これからFT8でDXにトライされる方の
ご参考になれば幸いです。ちなみに、アンテナはすべてワイヤーアンテナです。
(ダイポール、ループ、ロングワイヤー、G5RV、ZS6BKW)
アンテナについてはG5RVとZS6BKWは最近上げたものなので、別の記事で
追ってご紹介したいと思います。

まずはWAC(6大陸)から

難しいと思っていたAF(アフリカ)が、7バンドでQSOできたのには自分でも
ビックリです。
3.5MHzのEUとAFは、まだ信号が弱いので、今冬のコンディションに期待です。
21,24,28MHzは、DXシーズンの3月にまだANTが無かったので、普通にできる
はずの北米や南米が抜けています(笑)

次にDXCC(世界の異なる100エンティティ、昔は100カントリーと言いました)
バンドMIXでの成果です。

青色はLoTWでCFM、黄色はeQSLでCFM、白色は紙QSL待ち

6月末時点で99でリーチがかかっていたのですが、7/1にようやく100エンティティを
達成しました!(最後のQSOは18MHzでEA6AJでした)
昔に比べてアマチュア無線のアクティビティが有る国が増えて、旧YUやOKなどの
国は独立でエンティティも増えましたから、DXCCの敷居は低くなったとは言え、
やはり100という数字を達成できたというのは、嬉しいものです。
もちろん現時点ではDXCC申請は出来ませんので、単なる自己満足に過ぎませんが、
DXコンテストもDXペディションも参加せずに、通常のQSOだけでのこの成果なので
それなりの価値があると思っています。

最後はWAS(アメリカの全50州)

こちらは、まだ途中段階です。現時点で42州、残り8州となっています。
青色はLoTWでCFM、白色は紙QSL待ち。黄色は聞こえたがQSOに至らず、
白色は全く聞いたことがない州です。

WASを始めるまでは全く知識がなかったのですが、一番難しいのが中西部に
位置する7エリアのワイオミング、これは意外でした。ネットで調べてみると、
自然が豊富で地形も険しく、人口が全州の中で一番少ないそうです。
あとの残りの州はいずれも東方面なので、東海岸がオープンしている時間帯を
狙って出れば、コンディション次第でQSOできると思います。

ただ、アメリカの局は日本の局と違い、転居してもコールサインの後に/を
つけないので、W1は東海岸だと思って呼んでみたらカリファルニアだった、
というケースがよくあります。これはGL番号(グリッドロケーター)で
ある程度見当がつきますが、正確に知りたい場合は、相手局のコールを
QRZ.comで検索して、QTHを知るのが手っ取り早い方法です。

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プロフィール

HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。

更新記録(2023-1005)
・My HF DX statusを詳細化しました。

My HF DX status (2021-0101 to 2025-0413) (FT8)
WAC
  160m : remain SA, AF
  80m : remain AF (Cfm)
  80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
  mixed : 39/40
  160m : 14/
  80m : 28/
  40m : 38/
  30m : 37/
  20m : 36/
  17m : 38/
  15m : 37/
  12m : 36/
  10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
  mixed : 50/50
  160m : 7/
  80m : 30/
  40m : 47/48
  30m : 46/46
  20m : 49/49
  17m : 50/50
  15m : 50/50
  12m : 50/50
  10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
  mixed : 205/227
  160m : 13/14
  80m : 79/92
  40m : 138/156
  30m : 131/148
  20m : 123/142
  17m : 137/157
  15m : 146/165
  12m : 121/143
  10m : 138/157

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