BJYの備忘録
千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 UHFが好きで、主に九十九里エリアでお手軽移動運用中。 ※blogというより備忘録なので、日記になってません(笑)
第14話:設置場所を変えてみたら・・・(続編)
昨年の暮れ、常置場所での430MHz運用をするために、アンテナの設置場所を変えてから、約半月が経過しました。
この間、430ばかりをやっていた訳ではありませんが、今まで聞こえてこなかった所とQSOできるのが面白くて、夢中になっていましたら、日本国内の10エリアのうち、受信のみ(QSOは未成立)も含めると、何と、残りは8エリア(北海道)と6エリア(九州)だけになっていました。
微弱電波の扱いが得意なFT8(SSBを使ったデジタルモード)という事情もありますが、こちらのアンテナは15ELのシングル八木1本(しかも樹木に囲まれた僅かな空間のみ)、冬の真っただ中で、コンディション最低時期であることを考えると、この数字は出来すぎです。正に430MHz恐るべしといったところです。
この半月の実績をまとめると、
7エリアが少ないのは、アンテナが樹木の関係で北方向に向けられない事情によります。
もっとも、144MHzではもっと低い10ELの八木で秋田県の3局とQSOできていますから、相手局の設備が優れていれば、QSO地域を伸ばすことは可能だと思います。
関西以西が受信しか出来ていないのは、現在のシステム能力の限界と言えるでしょう。夏場であれば、これまでの経験からQSOのチャンスは増えると確信しています。
北海道と九州は、夏場でもQSOが難しい所ですから、シングル八木では出来なくて当然です。しかしダクト等の異常伝搬が発生すれば、QSO可能となります。来夏に期待しましょう。
この半月間、固定でワッチを続けてみて、感じたことがあります。
これまでは、移動運用ばかりでしたので、数時間内のコンディションの上がり下がりしか把握していませんでしたが、固定運用になって初めて、1日の長いスパンでのコンディションの遷り変わりを感じるようになりました。
簡単にまとめると、この時期(冬場)は、夕方~日没後の16時~19時頃にコンディションの上昇があり、この時間帯に遠方の局が浮いてくるようです。
最近まで、この現象は飛行機反射による一時的なものかなと考えていましたが、飛行機反射にしては信号の上昇が長い(数十秒~数分)のと、特定のエリアの信号がまとめて浮き上がってくることから、これは海面や地表の温度差に起因するダクトによる現象ではないかと思い始めています。
この続きは、もう少し様子見してデータを取ってから、改めてご報告したいと思います。
この間、430ばかりをやっていた訳ではありませんが、今まで聞こえてこなかった所とQSOできるのが面白くて、夢中になっていましたら、日本国内の10エリアのうち、受信のみ(QSOは未成立)も含めると、何と、残りは8エリア(北海道)と6エリア(九州)だけになっていました。
微弱電波の扱いが得意なFT8(SSBを使ったデジタルモード)という事情もありますが、こちらのアンテナは15ELのシングル八木1本(しかも樹木に囲まれた僅かな空間のみ)、冬の真っただ中で、コンディション最低時期であることを考えると、この数字は出来すぎです。正に430MHz恐るべしといったところです。
この半月の実績をまとめると、
1エリア | 関東 | QSO:1都全県 |
2エリア | 東海 | QSO:静岡、愛知、三重 受信のみ:岐阜 |
3エリア | 関西 | 受信のみ:京都、奈良、大阪、兵庫 未受信:滋賀、和歌山 |
4エリア | 中国 | QSO:岡山 未受信:岡山以外の全県 |
5エリア | 四国 | 受信のみ:徳島 未受信:徳島以外の全県 |
6エリア | 九州 | 未受信 |
7エリア | 東北 | QSO:福島 未受信:福島以外の全県 |
8エリア | 北海道 | 未受信 |
9エリア | 北陸 | QSO:福井 受信のみ:石川、富山 |
0エリア | 信越 | QSO:長野 受信のみ:新潟 |
7エリアが少ないのは、アンテナが樹木の関係で北方向に向けられない事情によります。
もっとも、144MHzではもっと低い10ELの八木で秋田県の3局とQSOできていますから、相手局の設備が優れていれば、QSO地域を伸ばすことは可能だと思います。
関西以西が受信しか出来ていないのは、現在のシステム能力の限界と言えるでしょう。夏場であれば、これまでの経験からQSOのチャンスは増えると確信しています。
北海道と九州は、夏場でもQSOが難しい所ですから、シングル八木では出来なくて当然です。しかしダクト等の異常伝搬が発生すれば、QSO可能となります。来夏に期待しましょう。
この半月間、固定でワッチを続けてみて、感じたことがあります。
これまでは、移動運用ばかりでしたので、数時間内のコンディションの上がり下がりしか把握していませんでしたが、固定運用になって初めて、1日の長いスパンでのコンディションの遷り変わりを感じるようになりました。
簡単にまとめると、この時期(冬場)は、夕方~日没後の16時~19時頃にコンディションの上昇があり、この時間帯に遠方の局が浮いてくるようです。
最近まで、この現象は飛行機反射による一時的なものかなと考えていましたが、飛行機反射にしては信号の上昇が長い(数十秒~数分)のと、特定のエリアの信号がまとめて浮き上がってくることから、これは海面や地表の温度差に起因するダクトによる現象ではないかと思い始めています。
この続きは、もう少し様子見してデータを取ってから、改めてご報告したいと思います。
PR
プロフィール
HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。
更新記録(2023-1005)
・My HF DX statusを詳細化しました。
My HF DX status (2021-0101 to 2025-0413) (FT8)
WAC
160m : remain SA, AF
80m : remain AF (Cfm)
80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
mixed : 39/40
160m : 14/
80m : 28/
40m : 38/
30m : 37/
20m : 36/
17m : 38/
15m : 37/
12m : 36/
10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
mixed : 50/50
160m : 7/
80m : 30/
40m : 47/48
30m : 46/46
20m : 49/49
17m : 50/50
15m : 50/50
12m : 50/50
10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
mixed : 205/227
160m : 13/14
80m : 79/92
40m : 138/156
30m : 131/148
20m : 123/142
17m : 137/157
15m : 146/165
12m : 121/143
10m : 138/157
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。
更新記録(2023-1005)
・My HF DX statusを詳細化しました。
My HF DX status (2021-0101 to 2025-0413) (FT8)
WAC
160m : remain SA, AF
80m : remain AF (Cfm)
80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
mixed : 39/40
160m : 14/
80m : 28/
40m : 38/
30m : 37/
20m : 36/
17m : 38/
15m : 37/
12m : 36/
10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
mixed : 50/50
160m : 7/
80m : 30/
40m : 47/48
30m : 46/46
20m : 49/49
17m : 50/50
15m : 50/50
12m : 50/50
10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
mixed : 205/227
160m : 13/14
80m : 79/92
40m : 138/156
30m : 131/148
20m : 123/142
17m : 137/157
15m : 146/165
12m : 121/143
10m : 138/157
カテゴリー
最新記事
(04/22)
(04/18)
(04/15)
(04/14)
(04/06)
冬場の夕方から日没
1エリア、2エリア…くらいまでは何とか行けそうな感じですが…。
東総から430MHzで3エリア以降まで行けちゃうのが凄いです
本当、430MHzは飛ばないようで“思った以上に飛ぶ”、不思議さがありますね。
凄く素人考えで恐縮なのですが…。
144MHzと430MHzで
確かにそうですね…。
Re:冬場の夕方から日没
>144MHzと430MHzでSメーター1つ以下の信号の場合、144MHzは全体的にノイズがあって、430MHzは弱い信号でもノイズが少ないので、弱い信号でも聞きやすい事がありませんでしょうか
はい、FMは別ですが、SSBやCWでは、144MHzは自然ノイズや人工ノイズの影響を受けやすい周波数なので、山中や海岸以外では弱い信号は聞きづらく感じます。一方430MHzはそれらの影響が少なくクリアなので、都市部でも静かな受信ができます。蛇足ですが宇宙電波観測にUHF以上の周波数が使われるのもこれが理由です。
>固定のGPでずっと聞いていると、日中はSメーター1つも振れない遠くのレピーターが、特に19時近くになるとSメーター2つで入る時がありますね。
はい、昔の本を読むと”430MHzはコンディションが不変で単調だ”と書いてありますが、今では430MHzでも季節日時でコンディションが変化することは、特にSSB系のモードをやっている人なら誰でも感じていると思います。でもその理由を説明できる人は少ないと思います。季節的な大規模なダクト発生と気圧配置の関係を研究した記事は多数ありますが、一日の中でのコンディションの遷り変わりを説明した記事はほとんど見かけません。ある意味未知の領分なので、研究は面白いと思います。