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BJYの備忘録

千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 以前は九十九里エリアでお手軽移動運用がメインでした(UHF)。 コロナ禍以降は固定運用がメイン(HF)。 実家(東京八王子市)からも時々QRVしています。

第114話:奇跡!80mでTY5AD(ベナン)とQSO成功 Wkd=94

7/24の早朝、
この日は03:30JSTに起きて、眠い目をこすりながら80mをワッチ。
数日前、DXクラスタにTY5AD(ベナン)が80mでupされていたので、
もしかしたら今朝もQRVがあるかもと期待して。

今朝の3573はレーダーノイズはありませんが、例のFAX局が居座っていて、
DXの信号がかき消されています。コンディションは良くありません。

EUロシアが数局、それに4XやSVが見えていますが、B4なので呼ばずに
そのままワッチを続けていました。

4時過ぎ、突然TY5ADのCQが見えました。デコードした信号強度は-18ですが、
DFがとても低い(139Hz)ので私の愛機(TS-480)ではフィルター帯域外でS/Nが悪く、
カスカスの信号です。
これでは非力な自分にはQSOは無理だな・・・と思いつつ、
とにかくコールすることにしました。

実はTY5ADは1週間前にも20mでトライしたのですが、+dbの強力な信号にも
かかわらず、全く相手にしてもらえませんでしたので、ましてや80mでは
相当強く入感していないと無理だろうと思い込んでいたのです。
ところが、、、

えっ!!!!
2回目の呼び出しで、何と自分にコールバックがありました。
しかも貰ったレポートは-05、予想外の展開です。
思わず「マジかよ」とRIGの前で叫んでしまいました。
此方から-18を送り、”頼むからRR73来てくれ!” 祈る気持ちで応答を待ちます。
やったー! 続けてデコード出来て、すんなりRR73が貰えました。
この時の気分は、天にも昇る思いでした。


TY5ADのCQは数分ほど断続的に見えていましたが、ほどなく40mにQSYした模様です。
この日の80mは局所的な伝搬だったらしく、JAからQSO出来たのは私1局だけでした。

ふぅーと一息ついて、これは本物だろうか?と思い、
psk reporterを見たら、確かに-05で拾ってもらっていました。


これを見て初めて気が付いたのですが、
今回のTYベナンは、伝搬方向で見るとJA1から見て北西だという事です。
そういえば、2月に80mで初めてアフリカとQSO出来たのも西アフリカの
5Nナイジェリアで、今考えるとTYベナンと近い場所です。

前回の記事で、私のANTでは80mのアフリカが弱い、と書きましたが、
これは具体的にはZS南アフリカや5Zケニアの事で、JA各局が送っている
レポートはどちらも-08~-18でしたが、私の所にはZSは全く見えず、
5Zは-24でチラっと見える程度の信号でした。

そこで改めて、JAから見た大圏地図でこれらの国の方向を確認してみました。
(大圏地図は、フリーウエアのAziWorldを利用させて頂きました)

これを見て分かったこと
・ZSは西南方向。
・5Zはほぼ真西方向。
・TYや5Nは北西方向。
つまり、ZSは今回のTYとは90度近くの違いがあります。
そして、私のANTは北西と南東に8の字指向性があるので、
TYや5Nはビームの山、ZSはビームの谷にあること。
80mのこれまでの実績から、全ての事象がこれで納得できました。

HFを始めてからこれまで、無指向性のアンテナばかり使ってきたので
大圏地図はあまり意識したことがなかったのですが、
1λループANTにとってはとても重要性があると実感させられた次第です。
今後の80mでアフリカとのQSOに可能性が見えてきました。
大変勉強になりました。

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第113話:LoTW 80m OD5XX, P40AA, VK9CU Cfm=84

今年に入って80mでQSOした、
OD5XX(レバノン),
P40AA(アルバ),
VK9CU(ココス島)
のQSLがLoTWにupされました。
これでCfmが81→84になりました。





ここ最近は、80mのANTは上げていますが、newは増えていません。
日の出前後にアフリカ内陸部の局がQRVしていますが、
私の所には弱い信号しか入ってきません (悲)。
(NE-SW方向にループアンテナを張っている為と思われます。
以前の40mのデルタループの時もそうでしたが、
1λのループは、例え地上高が低くてもside方向がバッサリ切れます。
今の季節は雑草刈りが忙しくて、ANT設置場所を変えたくても
手が回らないのが現状です。悩みの種です)

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第109話:GWその2: 80m VP8WA(Falkland Is.) とQSO成功。Cfm=81

GW初日に、幸先よく80mでTX9Aと無事QSOできましたが、
この時期80mに出てくるDX局は僅かであり、実際TX9Aの場合も
パイルアップになったのは数局だけで、その後はCQの連続になり、
呼ばれなくなると、10分くらいで他のバンドにQSYしてしまいました。

当方は今年は80mに注力しているので、ANTを上げている間は
夜間80mのFT8を受信していますが、5月はシーズンオフなので
バンドはやはりガラガラです。

そんな中でも、南米ブラジルのPP5JRと北米のK6BVは、
毎日80mにQRVし、当方の弱いCQをpsk reporterにUPしてくれて、
時折、当方のCQにも応答してくれます。
このように毎日80mでアクティブなDX局が居てくれるのは
コンディションを掴む上で本当に助かります。

もっとも、80mのシーズンオフである5月の最中、
北米や南米の局が普通に聞こえるわけではありません。
(PP5JRは度肝を抜かれるANTファームのSuper DXerなので別格です)

つい先日、南米ガラパゴス諸島のDXペディションがあり、
80mとのQSOチャンスが1日だけありましたが、
数時間呼んでも全く歯が立ちませんでした。
(JAのローバンド常連のキロワット局に対して-21のレポート、これでは当方は無理です)
今の時期、これが普通の状態なのだと思います。

そんな中、GWの5/5、VP8WA(南米フォークランド)のCQを発見!
信号は-19でしたが、果敢にコールし、一発で取ってもらえました。
貰ったレポートは-02で、結構強く届いていた様子です。
フォークランドは過去に80mでQSO済(Cfm未)ですのでWkdは93のままですが、
今回のVP8WA局は早速LoTWにUPしてくれましたので、Cfmが81になりました。


ハイバンドで8J1RLやVK0DSとQSOした時もそうでしたが、
80mに限らず、南極に近い局は、たとえ相手局の信号が弱くても、
此方からの信号は良好に届いている場合が多いようです。

シーズンオフの80mですが、地球の裏側にはちゃんと飛んでいます。
まだまだ80mから目が離せませんね!

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第108話:GWその1: 80m TX9A(Austral Is.) とQSO成功。Wkd=93

(5/14更新 タイトルおよび文章を一部変更しました)

今年のGWは、カレンダー通りの短めの連休となりました。
折しもHFの空は、DXペディション局のQRVで大いに盛り上がっています。
そこで当局は、GWの目標を2つ設定しました。

1つ目は、南太平洋のTX9A(Austral Is.)と80mでQSOすること。
Austral Is.は過去に40mでQSOしており、LoTWでCfm済ですので、
今回は80mでBand Newを狙います。

2つ目は、アフリカのZS8W(Prince Edward and Marion Is.)とQSOすること。
Prince Edward and Marion Is.はDXCCランク上位の珍しいEntityで、
DX歴の浅い当方は勿論ATNOです。
今回のDXペディションはオペレータが一人のため、同時に複数バンドの
QRVは不可能で、猛パイルアップが予想されるため、当方としては
HFいずれか1バンドのQSOを目指します。

連休初日の前夜の金曜日、
当日は朝からあいにくの雨模様で、天気予報でも一向に止む気配がないため、
意を決して、夕方から、3.5MHzの1λループを設営。
今回は、ZS8WとのQSOの為に、14MHz用のデルタループも一緒に上げたので
大変な作業でした。

夜になり、両ANTのSWR調整も無事に終わり、
シャワーを浴びて食事、一息ついてシャックに入り、
3.5MHzでTX9Aが現れるのを静かに待ちます。
TX9Aはペディション開始当初、HFハイバンドがメインでしたが、
2日前からDXクラスタで80mにもupされていましたので、
今夜も必ずQRVしてくれるはず、と期待します。

そして23時すぎ、待機していた周波数で、TX9AのCQを発見!
80mはシーズンオフなのでQSOできるかどうか心配でしたが、
信号は思ったより強力で、+dbで入感しています。
早速コールして、最初のCQで1局目にピックアップされました。

これで80mのDXCCはWkd=93、
雨で全身ずぶ濡れになりながら、苦労してアンテナを上げた甲斐がありました!

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第104話:80m JD1BOI(小笠原) Get! Wkd=92

土曜日の深夜、80mで待望のJD1(小笠原)とQSO出来ました。

前々回の記事で、"恥ずかしながらJD1が未だです"と書いたばかりですが、
同局はここ数日HF~50MHzにアクティブにQRVされ、昨日は80mでも
北米の時間帯にDXクラスタにUPされていましたので、
"おっ、これはチャンスあるかも" と、今夜は3573のFT8で張っていました。
そしてロシアが開ける深夜の時間帯になってから同局のCQを発見!
この時間に出ているJA局はまばらで、CQ一発目で無事取ってもらえました。
この後、JAからのパイルアップになりましたが、
JD1に気がついたEU方面のDXからも多数呼ばれていました。

これで80mのDXCCはWkd=92、また一歩前進しました。

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プロフィール

HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。

My HF DX status (2021-0101 to 2025-0506) (FT8)
WAC
  160m : remain SA, AF
  80m : remain AF (Cfm)
  80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
  mixed : 39/40
  160m : 14/
  80m : 28/
  40m : 38/
  30m : 37/
  20m : 36/
  17m : 38/
  15m : 37/
  12m : 36/
  10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
  mixed : 50/50
  160m : 7/
  80m : 30/
  40m : 47/48
  30m : 46/46
  20m : 49/49
  17m : 50/50
  15m : 50/50
  12m : 50/50
  10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
  mixed : 205/231
  160m : 13/14
  80m : 81/93
  40m : 139/156
  30m : 131/151
  20m : 124/144
  17m : 138/157
  15m : 147/167
  12m : 122/143
  10m : 139/157

P R

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