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BJYの備忘録

千葉県東総でアマチュア無線を楽しんでいます。 以前は九十九里エリアでお手軽移動運用がメインでした(UHF)。 コロナ禍以降は固定運用がメイン(HF)。 実家(東京八王子市)からも時々QRVしています。

第84話:HF用デルタループ、6mでも飛んだ

前回の記事の続きです。

このところ、日中、HFハイバンドのコンディションがイマイチなので、
たまには滅多に出たことのない6mを覗いてみようと思い立ち、
デルタループを6m用に改造してみました。



発想は至って簡単。
デルタループの全長が10.7mなので、これに約2mを追加して、6mの2波長(12m)の
ループとして動作させるものです。

50MHzの共振点は、平行2線の上端から約1mの所にあるはずですので、この辺りを
同軸ケーブルの給電点を上下にスライドさせて、目的周波数(50.300MHz)でSWR最低に
なるポイントを見つけます。
私の場合は、SWR=1.3になりました。

早速、FT8に出て試してみましたが、GW、Esとも一応実用になっている様子です。
見えている範囲でJA各エリア(JA1,3,5,6,7,8),BY4,5, HL1とQSOできましたので、
まずまずかなと思います。
毎日blogを書いておられる千葉市のJF1MVZ局とも初めて繋がりました。

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第83話:実家から17mデビュー

前回記事からの続きになります。

10m/12m/15m用に上げたデルタループですが、
15mで好成績だったので、更に低い周波数(17m)にも
トライしてみました。



上図の通り、給電用の平行2線のワイヤーを1m延長し、
ヘアピンループでマッチングを取る方式です。
設計寸法は、1λの長さが18MHz(17m) - 21MHz(15m) で2m不足するので、
この不足分を平行2線(1m×2)を追加することで補ってやります。
あとは同軸ケーブルの給電部を追加した平行2線上でスライドさせ、
目的周波数(18.1MHz)でSWR最低点を探します。
私の場合、目的周波数で同調は取れましたが、SWR=2.0でしたので
給電点では50Ωより低いインピーダンスになっていると想定し、
マッチングを取るためにヘアピンループを追加しました。
ヘアピンループの長さは任意に調整できるものが良いのですが、
私の場合は手元にあったワニグチクリップ付きのショートケーブルを用いました。
この状態でSWR=1.5になりましたので、とりあえずこれでOKとしました。

早速FT8で運用してみましたが、国内、DX(AS,NA,SA,AF)にもそこそこ使えるようです。
この場所からはANTスペースと受信ノイズの問題でHFの運用が厳しかったのですが、
初めての17mデビューになりました。

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第82話:屋根より低いワイヤーANTが好調

前回の記事でFT4GLとのQSOに成功したデルタループANTです。

ご覧の通り、2Fのベランダに釣竿ポール(6m)を設置して、ワイヤーを三角形に
張っています。

 
写真1:全景


写真2:①の部分のクローズアップ。
下に垂れている平行二線は百均のアルミワイヤーです。(写真6の右)



写真3:②の部分のクローズアップ
黄色いステー線は、水糸と呼ばれる測量用の糸です。(写真6の上)
バインド部分は耐候性の結束バンドです。(写真6の左)


写真4:同軸ケーブルの給電部の様子。
平行二線のオープンワイヤーの途中から給電しています。


写真5:ワイヤー(ビニール線)は22AWGと非常に細いものです
導体外径(mm):0.8
仕上外径(mm):2.5


写真6:小道具たち

運用時間の都合で21MHzしか使っていませんが、昨夜もZS(南アフリカ)と
立て続けに4局とQSOできました。まるで先日の14MHzを見ているみたいです。
1430 ZS6KOB -14/-16
1436 ZS6MFA -10/-04
1438 ZS5GJK -15/-08
1455 ZS6KED -15/-16

こんな簡単なANTですから流石にJAのDXerのように強いレポートは貰えませんが
屋根より低いワイヤーANTでこれだけ飛んでくれれば上等です!

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第81話:奇跡!Get出来たFT4GL(グロリオソ諸島)

5月末より、FT4GL(グロリオソ諸島)のDXペディが行われています。

最初の2週間ぐらいは、ハイバンド中心のQRVで、全世界から物凄いパイルを
受けていて、おまけに此方のANTが40mと20mのループだけだったこともあって、
まったく手が出せませんでした。

今週になって、ようやくローバンドにも出てくれるようになりましたが、
あいにく私は仕事で東京の実家に居て、今あるのは2Fのベランダに仮設した
10m用のワイヤー垂直DPのみ。

このままの状態では貧弱すぎて、例えFT4GLが10mにQRVしてくれるとしても、
とてもQSOできるとは思えません。
また、この場所でローバンドのANTを張るスペースはありません。
そこで、せめて少しでもハイバンドでまともなANTを上げてQSOの可能性を広げようと思い、
10m用のワイヤー垂直DPを撤去して、15m,12m,10mの3バンドで使えるワイヤー製の
デルタループを製作しました。

構造は単純で、まず10mのフルサイズのデルタループを作り、その給電点から下に
平行2線のオープンスタブを接続し、この平行2線上に同軸ケーブルを給電するための
タップを取り、タップをスライドすることで、3バンドを切り替える方式です。
したがって、バンドチェンジはいちいちベランダへ出て手動でタップ切り替えを行う
ことになります。また、10mはDP+αの性能が期待できますが、12mと15mは平行2線
部分が電波が発射されないので、性能はDP並と思われます。

このANTを製作したその日の夜、早速FT4GLが15mでDXクラスタにUPされました。
気がついたのがクラスタにUPの1時間後だったので、"しまった出遅れたか"と、
当該周波数に行ってみると、すでにJA,AS,OCの大パイルになっています。AFからも
呼ばれています。

呼んでいる局を見ると、いつもの見慣れた錚々たる顔ぶれで、
ちょっと勝ち目はないように感じます。
が、ご本尊のFT4GLの信号はいつもより強く、AF南部方面にコンディションが
開けている模様です。

とにかく呼ばない事には話にならないので、1時間2時間待ちを覚悟して、
いざ、コール。
すると・・・数回目のコールで、何と応答がありました!

こちらは全く期待していなかったので、慌ててレポートを送り、リトライ無しに
無事RR73が貰えました。

いやーびっくりしました。まさか呼び始めてから1分で応答があるとは・・・
恐らく偶々呼んだタイミングがコンディションのピークだったのでしょう。
でなければこのパイルアップに打ち勝てるはずがありません。

このANTは、昨夜就寝中にふと思いついて急いでメモしたものですが、
製作初日に早々に想いを遂げたので、喜びもひとしおです。

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第80話:1時間にZSが8局も!

昨日の出来事

久しぶりに20m(14MHz)に出てみようと思い立ち、
17m用のデルタループを20m用に改造。(といってもワイヤを継ぎ足しただけですが)

まずは夕食後にWの西海岸中心に20局ほどQSO。
就寝前に再度ちょこっと覗いてみると、FR5DZ(レユニオン)が出ていたのでQSO。
よくワッチしてみると、ZS(南アフリカ)も2局入感しています。
「この時間はZS方面が開けているのかな」と、2局のZS局と無事QSOを終えると、
その後あれよあれよとZS局ばかりが入感し、片っ端にコールしていたら、
何と1時間足らずのうちに8局のZSとQSO出来てしまいました。

ヨーロッパ方面も弱いながら開いていましたが、この時のコンディションは
間違いなくアフリカ南部方面がピークだったようで、8局のうち1局だけがB4で
他の7局は1stQSOでした。

以前にも20mで似たようなコンディションを経験したことがありますが、
ZSだけがこんなに短時間で出来たのは初めてです。

1451 ZS2EZ -23/-10
1459 ZR6CV -10/-05
1522 ZS6CVL -15/-17
1524 ZS4JAN -03/-10
1530 ZS5HR +04/+01
1535 ZS6JEL -08/+00
1543 ZS6KED -12/-11
1557 ZR6PE -21/-10
(時間はUTC、レポートはSend/Recv)

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プロフィール

HN:
hezhi
性別:
男性
自己紹介:
無線と自然と夜空の星をこよなく愛するアナログおやじです。
アマチュア無線は学生時代からやっていますが、最近ではUHFの
移動運用に加えてHFのDX(Digital Mode)の面白さにハマっています。

My HF DX status (2021-0101 to 2025-0506) (FT8)
WAC
  160m : remain SA, AF
  80m : remain AF (Cfm)
  80m-10m : completed (Wkd)
WAZ (cfm/wkd)
  mixed : 39/40
  160m : 14/
  80m : 28/
  40m : 38/
  30m : 37/
  20m : 36/
  17m : 38/
  15m : 37/
  12m : 36/
  10m : 37/
WAS (cfm/wkd)
  mixed : 50/50
  160m : 7/
  80m : 30/
  40m : 47/48
  30m : 46/46
  20m : 49/49
  17m : 50/50
  15m : 50/50
  12m : 50/50
  10m : 50/50
DXCC (cfm/wkd)
  mixed : 205/231
  160m : 13/14
  80m : 81/93
  40m : 139/156
  30m : 131/151
  20m : 124/144
  17m : 138/157
  15m : 147/167
  12m : 122/143
  10m : 139/157

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